大野シバザクラの里

大野市の芝桜のほとんどは田畑の畦や川の土手に植えられている。
その田畑は市の面積の何割を占めるのだろうか?
と思うくらいシバザクラは広範囲にわたっているのに驚いた。

私が今回、確認した所だけでも飯降地区、鍬掛地区、深井地区、下丁地区、牛ヶ原地区などである。
これ以外にもあるかもしれないし、そして今後もますます広がるだろうと思われる。

これだけの広さはおそらく日本一だろ。もしかしたら世界一かも知れない。
地域の人の参加により年々増大するシバザクラの世界に喝采である。
まさしく大野市はシバザクラの里と云うにふさわしい。

勿論、田んぼはちゃんと稲作が行われているので芝桜は畔や土手だけである。
それでも田んぼに水が張られ芝桜が映し出されると見た目のボリュームと美しさは本当に凄い。
この日、遠くの山はまだ少し雪化粧で白く輝いていた。
そして見せてくれた芝桜とのコラボの美しさは抜群である。

最初は2、3件の農家で始まったようであるが次第に広まり
今では多くの農家が協力して芝桜の里づくりを行っている。
そして普通の田園風景を何とも雄大で美しい景色に生まれ変わらせているのだ。

平成20年度には日本観光協会主催「花の観光地づくり大賞」の努力賞、そして
平成21年度には日本花の会主催「全国花のまちづくりコンクール」の
「花のまちづくり優秀賞」に輝いている。

本当に素晴らしい事だ。
大野市とは全く関係のない人間ではあるが、なぜかしら自分の事のように誇りに思う。
大野市は住民自らが地道に取組んでいる模範的な街ではないだろうか?

このような花園の取り組みが都会ではなく地方である事が本当に嬉しい。
これからもいろんなことで都会で出来ないことを地方で取り組む。
そして都会の人もそれに協力する。参加する。見に行く・・・。
少しでも、少しでも人々が地方に目を向けてくれたら、と思うのである。
おすすめ度 ★★★
(3.1)
非常に広範囲なのでポイントを絞って見るのは難しいかも知れませんが、
先ずは車でぐるりと回り、気に入った所を重点的に観られるとよいでしょう。

大野市の各地に広がるシバザクラの景色です

大野市のシバザクラをもう少しどうぞ



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