唐招提寺の萩 in奈良

唐招提寺は近鉄西ノ京駅から北へ徒歩約10分、
近くの薬師寺と一緒に訪れる観光客が多い。
唐招提寺は奈良時代、鑑真和上が創建した寺として有名である。
世界遺産として登録され観光客が絶える事がない。
勿論萩の名所として知る人は少ない。

南大門から境内に入ると広い参道の正面にいきなり堂々たる金堂が目に入る。
その広い参道の隅にこの時期ひっそりと小さな蝶の群のように咲いている。
勿論、萩の花である。
が萩に気が付く人はほとんどいないのではないだろうか?

奥へと進むにつれ萩もいよいよ勢いを増すように咲き誇っている。
だが荘厳な伽藍の前にはなすすべもない。
だがこのアンバランスな組み合わせが不思議とマッチングして 違和感が全くない。
むしろ、萩があればこその唐招提寺である。
日本を代表する建造物をますます輝かせているのだ。
これこそが萩の真骨頂なのではないだろうか?

そう思うと益々萩が愛しい。
萩の花こそ本当の花ではないだろうか?
おすすめ度
(3.0)
世界遺産の唐招提寺の色々な場所で萩が咲きます。
量的にはかなりあります。それぞれの場所で違った雰囲気の萩が見られます。
と言ってもここでは完全な引き立て役、脇役です。
唐招提寺ではじっくり世界遺産を楽しんでください。
ついでにちょこっとで良いので萩にも目をとめてくださいね。

唐招提寺の境内に咲く萩をご案内


正面に堂々たる金堂

境内から南大門と萩

経蔵の周辺にも萩が

萩が集中している所

青い空をバックに萩(右下)

萩の枝越しに金堂

真ん中は鼓

礼堂をバックに萩の花

宝蔵の周りに咲く萩

萩の花は・・・

いたる所で咲いている

金堂の左手に杉林がある

趣の深い土塀が独特

白い萩が美しい

白萩をアップにしてみた

反対側からもよい眺めだ

杉林も美しい

最も奥(北)の通路は萩道

林の木々の下にも萩が・・・

伽藍の屋根と萩

唐招提寺の萩を少し大きなサイズでご覧ください