彦根城のさくら

彦根城はその昔、安政の大獄で知られる井伊直弼の居城だった所として知られていれる。
かって大河ドラマ「花の生涯」(井伊直弼の物語)を食い入るように見ていたことを思い出す。

築城には約20年かかったと記されているがなるほど堂々とした城である。
新日本の観光地百選にも選ばれているという。

春ともなれば、彦根城は約1200本の桜で包まれる。
風格のある彦根城は桜によってますます趣が深く大きな城になる。
厚い曇の下、石垣に囲まれた広い通路をゆっくりと上の方に進んだ。
余りのスケールの大きさに圧倒されるようだ。
しかし何とも言えぬ落ち着いた気持ちになっている。
石垣の上や側から桜が湧きあがる雲のように頭の上を包み込む。
堂々たる風格の天秤櫓の廊下橋を渡る時は左右に桜を望みながら気分はもう侍だ。
堂々たる登城である?

天守閣に登った。中は思った以上に広い。
窓からの眺めは抜群だ。
下の方は桜が城の建物の間を埋め尽くすように咲いている。
向こうの山はその昔石田三成の居城として知られる沢山城の城跡がある所だ。
反対側には琵琶湖が眺められる。
城の重厚感と桜の華々しさ、言葉でいうと違和感があるのに現実を見ると、
何とベストマッチングなのだろう。

これこそ日本の誇るべき文化遺産の素晴らしさだ。


おすすめ度 ★★★★
(3.5)
国宝でもある彦根城、立地の良さもあり皆様も一度は行かれた方が多いと思います。
未だの方がおられたら一度は行かれることをお勧めします。
勿論、時期は桜のシーズンです。

彦根城のさくらをご案内しましょう


お堀が堂々の広さだ

琵琶湖八景、彦根城と・・・

彦根城大手門からの入城

入場料を払って中へ

天秤櫓が見えてきた

威風堂々の橋だ

彦根の町が見える

天秤櫓への橋を渡る

上から橋を望む

天秤櫓を上から望む

本丸の広場にも桜が

天守からの彦根市の街並

佐和山城址のある佐和山

西の丸付近に桜は多い

落ち着いた庭だ

見事な桜が咲き誇る

桜と石垣は良く似合う

お堀には白鳥も

カルガモの群もスイスイ

楽々園から城を望む

彦根城の桜をご覧ください