海津大崎のさくら

海津大崎の桜は日本の桜100選にも選ばれている。
関西のみならず有名な桜の名所だ。
強引に予定を組んで家族を引き連れて出かけた。
空はどんよりと今にも雨がきそうだ。
平日でもあり思ったほどの交通渋滞はなかった。
それでも人が多く車を止める所を探すのに苦労をした。
琵琶湖をバックに咲く桜は実に旅情を注ぐ。
海津大崎の桜並木は約4kmも連なり総数約800本という。
量的に見ればずば抜けて多いというわけではない。
が何といっても静かな湖畔をバックに延々と桜のトンネルが続く景色がたまらないのだ。
どこまで行ってもさくらさくら、
桜が頭の上をどこまでも包んでくれる。
桜の木々の裾からは穏やかな湖面が見える遠くには時折船が行き交い、
その向こうには近江の山々が望める。
下へ伸びた桜の枝は釣竿のように
湖面すれすれまで伸びて花を湖面に映している。
じーっとそれを見つめているといつしか無我の境地にまで運んでくれそうだ。
なんという贅沢な場所だろう。 ここは近江の海だ信長や秀吉がこの地を愛し拠点を置いた地でもある。
かって多くの武将たちがこのあたりを馬で駆け抜けていたに違いない。
こうして湖畔の桜を愛でる事もあったろう。
今は車の行列だが、できるならば馬で列をなして桜の下をくぐりたいものだ。

おすすめ度 ★★★★
(4.2)
日本を代表する桜の名所です。
あなたも一度は是非ご覧ください。

海津大崎の桜の景色です

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