西紀のシャクナゲセンターの石楠花

石楠花の町として知られる旧西紀町、そのシンボル的な存在でもあり、
シャクナゲの保護と育成のために造られたというシャクナゲ公園を一目見たくて訪れた。

「シャクナゲ公園は何処ですか?」と小さなスーパーに入って尋ねた。
店員さんが「シャクナゲ公園はすぐ隣ですよ」と親切に教えてくださった。
ン?これがシャクナゲ公園?
公園というよりは農家の裏庭といった感じにしか見えない。
確かにシャクナゲセンターという大きな看板が見えてはいる。
が、公園という雰囲気は全く無い。ましてシャクナゲの研究所という雰囲気でもない。
周囲には誰もいない。古びた建物も閉じられたままである。
やはり、ここなのか?半身半疑の気持ちで園の中へ入っていった。
たしかに左右のそこかしこにシャクナゲの花が咲いている。
しかし園内はあまり手入れをされていないのだろうか?
咲いているシャクナゲもどこか寂しそうで元気が無いように感じる。
シャクナゲは旧西紀町の花だった。シャクナゲの保護と育成のために西紀のシャクナゲセンターは
そのシンボル的な施設として造られ、年一度シャクナゲ祭りも行われているようなのだが?
シャクナゲ祭りには約1000本ものシャクナゲの鉢が展示即売されるという。
しかし花見ファンとしては展示即売会ではなく公園そのものの花の充実である。
シャクナゲの町は市町村合併でその衣を脱いでしまったのだろうか?
ただ金儲けの為だけのシャクナゲセンターなのだろうか?
ある意味、合併の犠牲ともいえるようで大変残念な気がする。
それでもシャクナゲの花は静かにわが春を楽しむように咲いていた。

おすすめ度 ★★
(1.7)
期待するほどのシャクナゲは無い。園内は小川を挟んで細長い敷地だ
それでも大小合わせて200本位はあるだろうか?
平素は人影がなく寂しい場所である。   

西紀のシャクナゲセンターへ

西紀のシャクナゲセンターの園内の様子です

西紀シャクナゲセンターで咲いているシャクナゲの花です