鎌掛・シャクナゲ渓のシャクナゲ

鎌掛にある鎌掛谷では自生のホンシャクナゲが咲く。
この鎌掛谷を人はシャクナゲ渓と呼び、
ここで咲くホンシャクナゲは国の天然記念物に指定されている。
ホンシャクナゲは本来1,000m前後の高山に咲く。
それが標高が350m位の鎌掛の谷間で群生しているのである。
シャクナゲ渓では約4万uに2万本のホンシャクナゲが咲いている。
散策コースから我々が見ることが出来るのはほんの一部だろう。
ホンシャクナゲは谷に流れる川のすぐ傍から山の中腹、
いやそれ以上の高さまで群生しているのだ。
残念ながら私が訪れた時はすでに5時を回り、山中の谷あいはすでに薄暗くなっていた。
ましてやホンシャクナゲの群生地は散策道からは谷の向こう側にある。
そのためだろう。2万本もあるようには見えない。
川と急斜面で花に近づくことは全く出来ない。
かなり離れた所から見るため花そのものを楽しむというよりは
群生した雰囲気を楽しむというものだ。
それにしても凄い群生である。
今度来る機会があったなら昼の明るい時に訪問したい所だ。

おすすめ度 ★★
(2.1)
ホンシャクナゲはほとんどが薄いピンク色の花だ。遠くから眺めるためやや地味に感じます。
しかし、天然記念物になるほど貴重な所ですので近くへ行かれたら寄られるとよいでしょう。
ただし山道のようなところを歩くのでそのつもりで訪れてください。   

シャクナゲ渓へご案内


川のそばで咲いている

美しい池が見えてきた

この池の手前がシャクナゲ橋

橋の横を山手に登る

群生地への案内看板

山の断崖に群生している

川の向こう側に咲く

展望台から眺める

谷間に咲くホンシャクナゲの様子です