紫式部公園の紅葉

紫式部公園はJR武生駅から南西に直線で2kmほどの所にある。
私の年代では武生菊人形の町として馴染みがあり、武生市の方が親しみがある。
が、2005年の市町村合併で越前市となった。

紫式部と云えば京都市や大津市が頭に浮かぶが
紫式部は一時期この地で過ごしていたこともあり、それにちなんで造られた公園である。
紫式部公園は寝殿造庭園として整備なのだ。

公園の入口を入るやすぐに紅葉が頭上に垂れ下がり朱色の橋が見える。
その橋から池向う左手先に金色に輝いた紫式部の像が否応なしに目に飛び込んでくる。
何だあれは?と驚くほどのインパクトである。
右手には釣殿と云われる平安時代の雰囲気の建物が池にせり出して立っている。
紫式部が出てくるとすればこちらの方だろう・・・と云いたくなる。

中島を挟んでまた朱色の橋を渡る。この辺りは紅く染まった紅葉が美しい。
左手に進むと小さな広場に紫式部がでーんと現れた。
紅葉の横に前身金箔である。そしてでかい、3メートルもある。
越前富士とも呼ばれる日野山の方を扇子を手にして向いている。

紫式部のイメージが私の中で音を立てて崩れて行くような気分だ。
紅葉の雰囲気とも合わない。

金箔ならいつまでも色あせないからかもしれない。
それともここの主は紫式部だと強く主張しているのか?
少し愚痴っぽくなりお詫びする。

しかし越前冨士を背にして紅葉に包まれる池の周辺は見事な景色を見せてくれた。
おすすめ度
(2.4)
紅葉、池、朱色の橋・・・そして越前冨士、なかなかの雰囲気です。
しかし紅葉は量的に もの足りません。
もう少し紅葉が多ければ見ごたえがあるのですが・・・。

紅葉に包まれた紫式部公園です


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