養浩館の紅葉
養浩館は福井駅から徒歩で10分から15分位の所に位置する。
旧福井藩主松平家の別邸だった所だ。
御泉水屋敷とも呼ばれ
中央に大きな池が造られ建物と池とが接している。
いわゆる水の庭園となっているのだ。
入口を入って紅葉に包まれた庭園を散策する。
やや紅葉には早いかも知れなかったが、
色づいた木々の間をすがすがしい気持ちで歩いた。
少し進むと紅葉の向こうに濃い緑の水をたたえた池が見える。
御屋敷も池の左手に見える。
靴を脱いでお屋敷に上がった。
隅に置かれた行燈が灯され白い襖や障子が暖かく輝いている。
そして解放された部屋からは美しい庭園と池が見渡せる。
その配慮が憎々しい程に雰囲気を盛り上げているのだ。
純和風の部屋だがいたってシンプル、それが庭園と室内の調和を取って
一段と落ち着いた美しさを醸し出しているのだ。
日本人の美の追求はこういう所に原点があるのかもしれない。
室内、池、盛山、木々の紅葉そして池には大きな色鯉が・・・。
全てにおいてパーフェクト!!
そう感じるのは私だけだろうか?
心の中にスゥーッと染み込んで来るような感覚である。
紅葉そのものは少なかったが一味も二味も違う紅葉を見せてもらった。
少しばかりは心が清らかになったかもしれない。
おすすめ度 |
(2.6) |
養浩館の紅葉は量より質。
質とは周囲の雰囲気との調和だと思います。
紅葉としてのおすすめ度は低いですが一見の価値ありです。 |
養浩館の紅葉をどうぞ
養浩館の様子をもう少しどうぞ