稲渕棚田の菜の花

日本の棚田100選にも選ばれている明日香村の稲渕棚田へ向かった。
天気はさほど良くないが雨が降りそうでもなかった。
先に飛鳥の石舞台や万葉文化館、岡寺周辺などをぐるりと車を走らせた。
久しぶりに飛鳥の雰囲気に味わう。
菜の花も所々には僅かに見かけるが特に車を停めて見る程ではなかった。

先日テレビで稲渕棚田の菜の花を紹介していたのを見て、
ぜひ見てみたい。という衝動に駆られ、休みを利用して訪れた。

稲渕の棚田は石舞台から南の方へと車を走らせた。
少し行くと右側に一面黄色に覆われた水田が見えてきた。
思い思いにカメラで撮る人や写生をする人もいる。
すぐここが有名な稲渕の棚田であると分かった。

棚田に咲く菜の花はさどかし見ごたえがあるだろうと大きな期待を寄せてやってきた。
トトト・・・、場所を間違えたかな?
いやいや、確かに稲田棚田の看板はある。
稲渕の棚田は日本の棚田100選にも選ばれている300枚と云う棚田である。
というのに僅かに10枚ほどの田に・・・?。
他にも咲いている場所があるのでは?  いや〜見当たらない
300枚の棚田というイメージがかってに頭の中にあるから・・・。
それを頭から外して見直せば十分な量と美しさなのだが・・・。。

勿論お百姓さんにも事情があるのは良く分かってはいる・・・。
お金にもならない観光客の為に花を咲かせる理由なんてなにも無いのだ。
我々はかってに見に来ている我儘な花見客だ。何も言う資格はない。
300枚棚田を頭から外せば日本の美しい原風景と菜の花を充分に楽しめる。

贅沢を言って申し訳ありません。
充分ありがたいし、感謝しています。是非これからも続けて欲しいと思います。
   
おすすめ度
(2.7)
その年によって菜の花を植える場所は違うようです。
咲かせる場所にとって雰囲気は変わるでしょうがが、
日本の原風景の中の菜の花畑は故郷へ戻ったような安らぎをおぼえます。

稲渕棚田の菜の花の景色です