浜寺公園のバラ園

浜寺公園は「名松１００選」にも選ばれており、美しい松林を誇る日本最初の国立公園なのです。
かっては白砂青松の海水浴場として名を馳せたところでもあります。
園内にはジャイアントスライダーのあるプール、ばら庭園、交通遊園などがあり、
総合公園として多くの方々に親しまれています。
この日も松林の間では多くの人がバーベキューを楽しみ、子供たちの遊ぶ姿が見られました。
チンチン電車とも言われる南海電車の阪堺線に乗って「浜寺駅」を降りると真正面が浜寺公園の正面入口です。
その正面入口から真っ直ぐ進むと噴水があります。
噴水の前後にはもうバラの花が溢れるように咲いています。
しかしまだそこはプロローグ過ぎないのです。
バラ園の入口はさらにそこから少し進んだ所にあります。
入口をくぐれば洋風のバラ園が広がり、大きなバラ、小さいバラ、つるバラなど華麗なバラの花々が
立体的に咲き誇り、香りを振りまいています。
これだけでも見ごたえの有る立派なバラ園です。
しかしここの売りは左手奥にある日本風の「ばら庭園」なのです。
ばら庭園は手前に池を配し、それを見下ろすように造られた棚田にモダンなバラが咲き乱れ、
小高い丘からは小川がせせらぎ、そばには自然な植木のように清楚なバラを配し、
水車小屋や和風の休息所、赤い日よけの番傘、石の灯篭・・・と、
何処までも和風なのが大変面白く、心も癒されます。
そして　それらが、何の違和感も無く調和しているのはお見事の一言につきるでしょう。

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