松尾寺のバラ

奈良、大和郡山市の松尾寺へバラを見に訪れるのは今回で2回目だ。
前回は時期を少々外しており空振りに終わってしまった。
リベンジと云うほどのものではないがもう一度来たかった。
松尾寺は大和の古刹だ何度訪れてもこの雰囲気は心が和む。 松尾寺の境内に入ると所狭しとバラの鉢が並べられている。
いずれも小輪のバラばかりだが今回はなかなか花が多い。
それでも何か消化しきれない感はあった。
そこへ建物の裏側にもバラが咲いていますよ・の声。
え、どこに?何も書いてないよ。
建物の左にすこし細い通路があった。そこから裏側に回り込む。
やあ、凄い、こちらは地植えだからバラも背が高く大きい。
一部はジャングルのように密集している。
私はこちらの方が良い。バラ園らしい。
何といってもバラが生き生きしている。
鉢植えは一般的に育てている人の愛情が込められて美しい花を咲かせる。
しかし、狭い鉢の中で根を思うように伸ばされない。
植物にいわせれば不満足だろう。
それに比べれば地植えの場合、根を自由に張れる。
だから、上も伸び伸びとして大きな花や沢山の花を咲かすことが出来るのだ。
建物の裏と表で全く違う雰囲気のバラ園でもある。
なにか、人間社会の縮図を見る思いでもあった。

おすすめ度 ★★
(2.4)
お寺さんが境内で好きな花を育てている。あるいは参拝者の心が和むようにと・・・。
それが高じて立派な花を沢山咲かせてるようになった。
花の好きな人は見に来てください。それが本来のお寺の花園ですね。
金儲け主義のお寺が多い中、すべて無料で公開、好感がもてます。
バラの時期、近くへ行かれたらぜひ足を運んでください。

由緒ある松尾寺のバラ園へ


松尾寺の山門を入る

山間の寺は階段が多い

3人の僧がお経を唱えている

境内にはカサブランカの鉢が・・・

石段を上がる

バラの鉢がズラリと並んでいる

バラの鉢が境内を埋め尽くす

満開のバラの鉢もある

この通路を通って裏へと回る

通路を過ぎると広くなる

奥にバラ園が見えてきた

建物をよじ登るようにバラが伸びる

松尾寺のバラをどうぞ