馬見丘陵公園のチューリップ

馬見公園は奈良県中央部にあり、古墳群の保全と土地の活用のために造られた公園である。
この公園には色々な花が植えられ四季を通じて県民の憩いの場となっている。
中でも春のチューリップは圧巻である。

北駐車場へ車を停めるとすぐ前が花ひろばとなっておりチューリップフェアのメーン会場である。

右手の丘の斜面全体に広がるチューリップが私たちを迎えてくれる。
斜面の上ると野球場が3つ位出来そうな広い丘になっている。
丘の周辺は桜が植えられ桜の木の下にもチューリップが波を打つように咲いている。
家族連れがお弁当を広げている、側ではカップルが写真を撮っている。
多くの人がチューリップに囲まれて楽しんでいる。
のどかで平和で美しい光景だ。

丘を降りて花ひろばで軽食を食べた。
花ひろばでチューリップを見ながらの食事は幸せで美味しい。
食事を済ませ左へと進む。一寸したトンネルを抜けた。
何となんと！そこは目もくらやむようなチューリップの王国ではないか？

宮殿こそ無いがその華やかさは何ということだ。
様々な色が帯をなして輝き、私たちに迫ってくる。
そして私たちを包んでしまうのだ。
圧倒されるようなチューリップの歓待に我を忘れて酔いしれる。

真中には東屋がある。
丘の上からウエーブのようにチュリップが押し寄せサークルを描く。

チューリップたちが私たちに割れんばかりの拍手をしてくれている。
ありがとう、私は両手を高々と上げて答える。
まさに夢の中だ。

我に返ってさらの歩を進めた。今はまだ咲いていないが花菖蒲園の横を抜けて
馬見公園の中央口にやってきた。
大きな管理棟の前の丘にも数千本のチューリップが見事に咲いていた。

馬見公園は私の好きな公園の一つだ。
広くて、緑が多い、適度な起伏があり、大変落ち着いく、人にやさしい公園である。

しかし何と言っても来るたびにパワーアップしているのように感じる。
どでかい　この公園はまだまだ進化して行くのだろうか？
先が楽しみな公園である。

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