本薬師寺跡へ彼岸花を観に訪れた。
正直な処、本薬師寺跡へはホテイアオイを観に訪れたのだ。
ところがどっこい彼岸花の多さには正直驚いた。
思わぬ形で彼岸花とホテイアオイの共演を見る事が出来たのだ。
現在は本薬師寺跡と呼ばれているが
天武天皇の時、この地で薬師如来を本尊とする寺の建立が始まったが
平城京遷都に伴って寺は西ノ京に移築されたという。
現在の奈良市西ノ京にある薬師寺である。
本薬師寺跡は現在わずかにその痕跡を留めるのみである。
その本薬師寺跡が真っ赤な彼岸花に被われている。
薬師寺は本来ここに建つべきだったんだ!と叫ぶように・・・?
境内?の礎石を囲むように真っ赤な彼岸花は絶妙の美しさ、
そして本薬師寺跡を持ち上げる堤は柔らかな秋の日を浴びて
一段と輝き、群をなして咲いている様は言いようのない凄さを感じるのだった。
勿論、その周りを広く取囲むホテイアオイもその凄さを手伝っているのは
云うまでもない。
畝傍山を背にして咲く彼岸花とホテイアオイの素晴らしい共演は
ここでしか見れれない独特の光景であろう。
(
本薬師寺跡のホテイアオイはこちらでご覧ください)