彼岸花はお彼岸の頃に咲くから彼岸花なのですが、
またの名を曼珠沙華ともいいます。
曼珠沙華とは赤い花を意味しています。この強烈な赤色と美しさからすれば
彼岸花よりは曼珠沙華という名の方がふさわしいのでは・・と思ったりもします。
余談ですが私の家でも紅白で彼岸花を鉢植えにしています。
それほどに魅力ある美しい花ですね。

日本中どこへ行っても彼岸花（曼珠沙華）を目にします。
名所として取り上げるのも・・・という感じがしますね。
ところがそれは過去形で言わなければならないほど彼岸花の群生はあまり見かけなくなりました。
開発と都市化がどんどん進んで来たからでしょうね。
昨今では彼岸花を見るためわざわわざ遠くまで出かける人も少なくありません。
子供の頃は彼岸花で首飾りなどを作って遊んだ思い出をお持ちに方も多いのではないでしょうか。

彼岸花のある景色は日本人の心のふるさと！
オーバーな言い方ですが私にはそう思えるのです。
いろんな花の名所の中でも彼岸花は独特のものがあります。
花の名所を人為的に作り出しているところが多い今日、彼岸花だけはそういうことが殆ど無く、
まさに自然との一体感を感じる花の代表と言えると思います。
あの派手であでやかな花がなぜか不思議と農村や自然の景色に溶け込みます。
そして周りの人々をほっとさせます。
さあ、あなたも見に出かけませんか,彼岸花を。