獅子崎のツツジ

獅子埼は「しいざき」と読み「椎崎」とも書く。
中心は獅子埼稲荷神社である。
獅子埼稲荷神社一帯は約1,000本のミツバツツジが自生している。
獅子埼稲荷神の上は「天橋立雪舟観展望休憩所」となっており、
天橋立が宮津湾の対岸に見渡すことが出来、景色が本当に美しい。

獅子埼稲荷神社は天橋立駅から宮津湾を挟んで西の対岸にある。
直線で2km余りだが車では約6km、10分余りかかった。
朱色の鳥居が15基？ほど、参道の石段に整列して建てられている。
その両側にツツジが鳥居を包むように咲いているのだ。
なんともあでやかな神社の景色である。

駐車場は？・・・無い。
石段下の少しの空き地は3台程のスペースがある。
丁度１台が出て行ったので滑り込むようにそこに車を停めた。

石段をゆっくりと上がる。
途中から右手の山道の方へと進むなだらかな坂道の方に入った。
人間の背丈の倍ぐらいに成長したツツジが私たちを包む。
左手に立ち並ぶ朱色の鳥居と満開のツツジが見える。見事なコントラストだ。

更に上の方へと歩を進める。
小さな祠と東屋が建っている。
人が歩ける所ではここが頂上なのだろう。
眼下には宮津湾が見渡せ、景色が素晴らしい。

青い海、朱色の居並ぶ鳥居、そしてピンクに輝くツツジの群生だ。
宮津湾を航行する船が情緒的だ。
そして遠くには天橋立までも見えている。
ツツジの時期だけは日本の絶景○○選に加えても異を唱える者はいないだろう。

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