宇治・平等院の藤

10円硬貨の図柄にもなっている宇治平等院は世界遺産として
日本のみならず世界から多くの観光客が訪れるパワースポットである。

宇治平等院には藤棚が2ヶ所ある。
入口手前の左側と鳳凰堂の少し手前にあり、いずれも見事な藤が咲いていた。

外国からの観光客や修学旅行生がわんさかと来ている。
私は初めて訪れたのだが、さすがに観光客が多い。
藤が咲いていなければ平等院へは一生訪れる事はなかっただろう。
そんな意味では藤に感謝である。

藤棚は20m四方?いや、もう少しあるかもしれない。
真四角?の藤棚である。
藤棚から九尺藤がシャワーの如く降り注いでいる。
見事な藤である。
藤のシャワーの下に入る事は許されないがそれがかえって新鮮である。

鳳凰堂の横顔を背にして藤を観ることができる。
藤と世界遺産の鳳凰堂が美を競っているのだ。
素晴らしいシチュエーションである。
満開のこの時期だけは、藤の美しさは鳳凰堂には決して負けていない。

しかし、なぜか私には少し藤が寂しそうにしているように見える。
世界遺産の鳳凰堂の側にあってはあまりにも影が薄いのである。
日本のみならず世界から多くの人が訪れているが
多くのの人は藤の花には目もくれない。
横目にチラリと見る程度である。

存在感の薄い可愛そうな藤と言えるかも知れない。
人間の世界でも同じような事が多いように思ったものである。
おすすめ度 ★★★
(3.4)
宇治平等院は藤が無くても訪れたい大スポットでしょう。
藤の好きな人なら藤と平等院・鳳凰堂との共演は見ておきたいものですね。

藤の咲く平等院をご案内しましょう


平等院の表門

表門の手前の藤棚、シャワーのようだ

門を入ると中は美しい庭園だ

門のほうを振り返る、ツツジが美しい

藤棚が見えてきた

平等院・鳳凰堂を背にして藤が咲く

真四角?の大きな藤棚だ

長く垂れ下がる藤は見事だ

観音堂のすぐ横だ

藤、黒松、ツツジ、競演が素晴らしい

鳳凰堂をバックに藤をアップで撮ってみた

鳳凰堂正面、これが10円玉なのか・・・

平等院に咲く藤の花をどうぞ