丹州観音寺のアジサイ

丹波あじさい寺として名高い福知山市の観音寺を訪ねた。
観音寺というお寺や地名は結構多いようで、近年こちらでは丹州観音寺と言っているようだ。
丹州観音寺の駐車場に車を停めるといきなり目の前は凄いアジはサイの花である。
高さが4,5メートルくらいはあるだろうか。まるでアジサイの壁のようだ。
観音寺の仁王門の前はもっと凄い。一面アジサイの花で覆い尽くされている。
なかなかの迫力である。例えるならアジサイの海とでも云おうか。
波が打ち寄せるように山門に当たって波しぶきとなっているようにも見える。
さしずめアジサイの花は大きな波の泡といったところか。
観音寺の仁王様が睨みをきかして守っている。
その仁王様も美しいアジサイの花の前では優しそうにさえ見えるのだ。
山門をくぐり、観音寺の奥の方に進むと少し薄暗く細なった参道が私たちの心を引き締めてくれる。
勿論、参道の両側にもアジサイが咲いている。
こちらは額アジサイだ。
額アジサイは華やかさは少ない。
華やかなアジサイの海から静かなアジサイ海峡を通過しているようだ。
それが私たちを少しばかり神妙な気持ちにさせてくれる。
やがて右側に階段があり、それを上ると観音寺の山門である。
山門をくぐると突き当りは伽藍、その左の方にアジサイが見える。
近づくにつれ凄いアジサイの量だ。ここもアジサイの壁である。。
山手の急斜面を埋め尽くす大きなアジサイの軍団は 下から見上げるとさすがに凄い迫力だ。 右手の伽藍のガラス戸に目を向ける。
ウワーなんだこれは・・・。
声こそ出さなかったものの、これにはおったまげた。
本堂のガラス戸に、何と、何と、アジサイの壁がドーンと・・・。
映し出されているアジサイも見事だ!・・・アジサイ、あじさい、紫陽花!
庭を挟んで本物のアジサイと夢のアジサイの対決だ。
細長い庭に立つと両側から迫り来るアジサイの花の壁。ここはアジサイの谷だ。
ただ、ただ、我を忘れて立ちすくむのみだった。
恐れ入りました。

おすすめ度 ★★★★
(4.1)
アジサイとお寺の共演が実に楽しく趣があります。
あじさい寺と云われる寺は各地に多いですがここ観音寺は関西でもトップクラスでしょう。
是非一度ご覧ください。お勧めします。

丹州観音寺のアジサイをご案内


駐車場からいきなりアジサイの群生

観光バスも来ていた

観音寺に仁王門から入る

仁王様は日本の文化で宝だ


右側の仁王様

仁王門の周りはアジサイの海だ

参道の両側をアジサイが飾る

観音寺の山門をくぐる

アジサイが壁のように盛り上がる

ガラスに映るアジサイの花

山の上へとアジサイは続く

上から境内を望む

なげきの展望台から舞鶴若狭道が・・

アジサイが森のように多い

小さな池もアジサイに埋もれている

山をおりて本堂の前に出た

あじさい観音と不動堂

本堂の横には八体佛そしてアジサイ

アジサイは本堂をぐるりと囲む

アジサイの向こうに福知山の市街が

これが本来の門?この奥が仁王門

丹州観音寺のアジサイをご覧ください











下の駐車場に咲くアジサイの群団をパノラマで撮りました