大安禅寺の花菖蒲

福井市駅からは北東に位置する大安禅寺は福井藩主松平家の菩提寺である。
大安禅寺は花菖蒲とアジサイの寺として地元では親しまれている。
花菖蒲は花菖蒲は約1万本、棚田のように三段に分かれて植えられている。
一段目二段目が中心で三段目は残念ながら花菖蒲は隅の方に少し咲いているだけだった。
なんでも今年はいのししに荒らされたとの寺の断り書きが立っていた。
しかし最上段の三段目は最も山側でアジサイが美しく咲いていた。
大安禅寺にはアジサイが1,000株あるという。
花菖蒲は混合植えが多く、山あいの緑と美しいコントラストをなしてなかなか美しい。
山裾のような狭い所では混合植えの方がむしろ美しく見える。
大安禅寺は禅宗の臨済宗妙心寺派の寺である。
本堂では説法が開かれ多くの人が聞きに訪れていたのには少し驚いた。
入口ではどうぞと勧められたが私達は花だけ見て帰った。
余談にはなるが、平成18年に「埋蔵金」が発見された現場という表示があった。
越前焼の壺の中に年代を特定できる木簡も入っており、
それによると西暦1500年代というから大安禅寺が建立される前のものだという。

おすすめ度 ★★★
(2.5)
量的にはやや物足りない感がしますが山あいの雰囲気と相まって美しさは充分です。
棚田になっている花菖蒲田も見ものです。

大安禅寺と花菖蒲園

最初の花菖蒲田

石段を上がると

二段目の花菖蒲田

二段目にある休憩所から

三段目は隅の方に少しだけ

アジサイも大変多い

埋蔵金が発見された場所