白鷺公園の花菖蒲園

堺市の白鷺公園は敷地面積9万uの市民憩いの公園だ。
平成元年に市民の投票でハナショウブが堺市の花に選出されたのを機に
白鷺公園にハナショウブが植えられ花菖蒲園として整備された。
5月下旬〜6月上旬頃になると白鷺公園では花菖蒲が150種1万株が美しく咲き誇る。

白鷺公園の花菖蒲園の特徴は何といっても10ヶ所程に分かれて植栽されていることだ。
そのためいろんなシチュエーションが楽しめるが結構歩かなければならない。
ハナショウブは大きな池のほとりに、あるいは池と池を結ぶ運河のような川の両側や
川の中央にも浮島の如く植えられている。
東屋の側に咲くハナショウブ、大きなハスの葉と同居するハナショウブ、
噴水の脇に咲くハナショウブ、周囲の木々や芝生の緑も美しいバックグランドだ。
様々なハナショウブの景色が見られ本当に楽しい。
団地やマンションまでもが違和感なくハナショウブの景色に溶け込んでいるのだ。
ただ、残念なのは川の上に掛るいくつかの橋だ。
高さのある冷たい鉄の橋が不作法にも景色の邪魔をしているのだ。
水難防止のためとはいえ何とかならないものかと思う。
木製の橋にして高さを低くするとか、溺れないように川を浅くするとか・・・。
まあ、そんなことを感じるのは花見ファンの贅沢なのだろう。

おすすめ度 ★★★
(3.2)
白鷺公園の花菖蒲を鑑賞するには結構歩いて回らないと全部は見られません。
ゆっくり歩いて楽しみましょう。
色々な花菖蒲の景色を楽しめるのが良いでしょう。