岩倉・実相院の紅葉
岩倉・実相院は池泉回遊式庭園と枯山水石庭の2つがあり
紅葉も それぞれに趣を変えて観賞できるところが特徴である。
実相院の門を入ると地を這うように垂れ下がる紅葉がまず目に飛び込む。
少し目をあげると真紅に燃える紅葉がまた見事だ。
庭園の池に覆いかぶさるような紅葉、
石庭を囲むような紅葉、
調和のとれた紅葉は心が落ち着く。
いつまでもこの場に留まりたい。
願わくは別荘のように泊まりたい。
幕末に岩倉具視が別荘地として一時住んでいたことでも知られる。
実相院は寺というよりは雰囲気は別荘である。
実相院の紅葉の売りの一つは床紅葉である。
磨かれた板床に庭の紅葉が映るのは日本のわびさびの世界であり
大変見ごたえがある。
夏になれば外の木々の緑が床に映り、夏の床緑と言われ、これもまた美しいそうだ。
室内からの撮影は禁止されているので床紅葉はカメラに収められなかったのは何としても残念であった。
おすすめ度 |
(2.7) |
規模的には小さいが随所に見所があります。
時間をかけてゆっくり楽しみたいものです。心が大変落ち着くことでしょう。
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岩倉・実相院の紅葉をどうぞ
岩倉・実相院の参考データ
- 住所 京都市左京区岩倉上蔵町121
- 紅葉時期 11月中旬〜12月上旬
- 規模 ヤマモミジ,イロハモミジ、数は多くない
- 拝観料 大人500円 小人250円
- 休日 不定休
- 駐車場 6台程度の小さい駐車場、ただし秋季は駐車禁止
- 時間 9:00〜17:00(昼夜入れ替え制のため17:00で一度閉門)、
- 徒歩アクセス 叡山電鉄「岩倉駅」より徒歩20分。又は京都バス「岩倉実相院」行き終点下車
- 地図 こちらをどうぞ
- 行事 紅葉の時期は文化財(京都市)指定記念「床もみじと寺宝展」。
- 歴史 鎌倉時代の寛喜元年(1229年)、静基僧正による開基。 当初は現在の京都市北区紫野にあったが、応仁の乱を逃れるため現在地に移転したとされる。門跡寺院であり、代々の住職は天皇家とゆかりのある人が務めた。
幕末に活躍した岩倉具視も一時住んでいたこともあり、当時の密談の記録などが残されている。
- 見所 泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)枯れ山水の石庭の二つの庭があり、趣の違う雰囲気の紅葉を楽しむことができる。 加えて室内から見る床紅葉は黒光りのする床に外の紅葉が鏡のように映しだされた美しさは岩倉実相院ならではの楽しみ方である。残念ながらカメラ等での撮影は禁止されている。
- 文化財 狩野派の画家たちの描いた襖絵等が多い他、重要文化財も多い。
- 宗派 元天台宗・寺門派。ご本尊は鎌倉時代作とされる木造立像の不動明王
- 問い合わせ先 岩倉 実相院 TEL: 075-781-5464
- 公式サイト http://www.jissoin.com/
- トイレ 境内に一ヶ所あるが拝観者の多い時は混むので表のバス停横の公園にある公衆トイレも利用すると良い。
- 車椅子など 山門に階段があるほかは寺院内へ靴を脱いで上がるため段差があるので車椅子での拝観は難しい。
- ライトアップ 紅葉シーズンは18:00〜21:00夜間ライトアップも行われる。
- 周辺の紅葉名所 北に貴船神社、北東の大原に三千院や寂光院、南に上賀茂神社、下鴨神社、銀閣寺など見所は多い。