鹿王院の紅葉

嵐山へ来たついでに鹿王院(ろくおういん)の紅葉を見ようと足を延ばした。
鹿王院は嵐山渡月橋北詰めの信号から徒歩15分くらいのところのある。
周囲は住宅地で観光客もあまりいない静かな所にひっそりとたたずむ。

門を入ると目の前が見事なモミジのトンネルである。
しかしこの日は残念ながらモミジはまだまだ緑が強く色はさほどついていない。
直線に伸びる参道は幅がやや狭く両側からモミジが空を覆いつくし昼間でも薄暗い。
紅葉していたならさぞかし感激の紅葉の参道であっただろう。

少し進むと中ほどの左側に小さな祠がある。
その周辺は空が見えるほどに明るくなっている。
やはり日が当たる所は紅葉の進みが早いようだ。
程よく美しい紅葉を見せてくれていた。

中門を入ると左手奥に本堂が見えるその本堂の手前に何本か
大小の紅葉が美しく輝いている。
しかし全体としてはまだまだ緑の濃いモミジが多い。
訪れる人もまばらで閑散としている。
渡月橋の周辺には歩くのが困難なほど人が多いというのに
近くの鹿王院はあまりにも対照的である。

伽藍の中に入り左の方に進む。
落ち着いた良い雰囲気だが、
それほど大きなお寺というわけでもなくすぐに庭が見えてきた。
何本かの美しい紅葉が見られる。
が、モミジの木の数が少ないので紅葉の庭園とは言えない。
庭の景色も特にこれといった特徴はなく、普通のお寺の庭園である。

鹿王院の紅葉は何と言っても参道の紅葉に尽きるだろう。
できる事なら紅葉真っ盛りの頃に訪れたいものだ。
おすすめ度
(2.4)
鹿王院の紅葉は入口の紅葉トンネルが最大にして唯一の見どころです。
時期的に色づくのは少し遅いようです。

鹿王院の紅葉をどうぞ



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