山中渓のさくら

JR山中峡駅のすぐ横を流れる山中川に約1,000本の桜が咲く。
ここが山中峡の桜の名所だ。

近くのわんぱく王国と共有の駐車場に車を停めた。
料金500円を払う時係りの人がすぐ近くの地福寺の桜が凄いと教えてくださった。
地福寺には子安地蔵が祀られ、境内に大きな枝垂桜がピンクの花をつけて満開だった。
これほど大きな枝垂桜はめったに見ることは無い。
1本の枝垂桜だが境内の大部分を覆いかぶせるようにして咲いているのだ。
桜の木の下に入ると周囲はバリアのように地面まで垂れ下がった枝に周囲を覆われる。
なるほど、子安という名にふさわしい桜だ。
まさに子安桜といっても良いだろう。

子安寺を離れJR阪和線の下を潜って山中川の方に出た。
数百メートルに渡って川岸が桜並木となっている。
川向こうに山中峡駅が見えてきた。
駅のホームには何とずらりと並んだカメラの砲列が・・・。
ここは撮影のスポットらしい。
遠くの山並み、手前に川が流れ鉄橋が架かる。周辺は桜で覆われている。
そこへ通りかかる列車、列車が渓谷の田舎駅に入る。あるいは通過する。
なんと、絵になる場所ではないか。

残念ながら私は安物のカメラしか持っていないのでその砲列には加わらないが
それでも線路に近づいてパチリと一枚・・・。

桜はどこで見ても同じ桜だが、場所により、
あるいはその時、その瞬間により大きく趣の違う桜になる。
カメラファンも花見ファンもこれがたまらない。
そのために人は遠くまで出かけるのである。
山奥にある山中渓の駅と桜もそんな場所の一つなのだ。

おすすめ度 ★★★
(2.8)
旅情豊かな田舎駅が桜で包まれ列車が通過する。
映画のワンシーンに出てくるような駅である。
側に高速道路が走るため人口的な壁などがありやや残念な所もある。

さくら咲く山中渓をご案内


上がると階段を見えてきた

境内広がる一本の枝垂桜

頭の上からバリアーのよう

春の雪が降っている?

道の少し先は和歌山県だ

JR阪和線だ

ガード下を潜って反対側へ

電車が通過している

さくら並木が続く

何とか良い場面が撮りたい

山中峡駅にはカメラマンが

電車が到着

反対側に渡る屋根の無い橋

渓谷の左右に桜が続く

桜もこのソテツの辺りまで

特急が駅を通過する。

山中渓の桜の風景をご覧ください