丸岡城のさくら

丸岡城のさくらは日本のさくら100選にも選ばれている。
丸岡城は現存する天守閣では最古の建築様式をもつ平山城ということでかって国宝にも指定されたというが
福井大地震による倒壊の為、現在では重要文化財となっているようだ。

合戦の時、井戸の中から現われた大蛇が霞を吹いて城を隠したという伝説から霞ヶ城という名がついたそうだ。
現在の亀岡城は城を包む桜が見事で霞のように城を隠すところから霞ヶ城とも・・・。
もしかしたら大蛇の吹いた霧が桜になっているのであろう。

入口はは駐車場のすぐそばにあった。
階段を上がる所からはもう桜が押し寄せてくるように咲いている。
階段を上がり、緩やかな坂道を上ってもまさに頭上は桜で被われ空が見えないくらいのボリュームである。
足元は花吹雪の後の花びらが雪のようにうっすらと積もっている。
ここは桜の王国なのか?城は見えない。

紅い枠のついた白のぼんぼりが道を案内してくれているようだ。
それに従ってなおも上がって行くと突然城が現れた。
丸岡城である。なるほど中心部まで来ないとお城は見えない。
これが霞が城の骨頂なのだ。

この城の前に立つと何か武将たちの声がしてくるようだ。
これほど凛々しく逞しい城はあまり見ない。

城のすぐそばに桜は少ない。
ここまで来ると天守閣は丸裸のようでさえある。
石段も直線の恐ろしいくらい急な石段だ。
敵が攻め入った時この方が戦いやすいのかも知れない。

城へは残念ながら入れなかった。
時間オーバーなのだ。
日も暮れかかっている。もう1時間も待てばライトアップが始まる。

残念ながら天守閣から桜を見渡せなかったが、
せめてライトアップを見て行こうと夜桜を楽しんで帰った。

おすすめ度 ★★★★
(3.6)
リアリティが強く気分が引き締まるようなお城です。
そこに桜が覆いかぶさるように咲きます。
豪と柔、城と桜のバランスが絶妙です。
お奨めします。

桜咲く丸岡城へどうぞ


駐車場から城方面を望む

一筆啓上茶屋

ここから城へ向かう

丸岡城桜まつりの看板が

左が歴史民俗資料館

桜の下の階段を登る

茶屋の裏庭が美しい

時間切れ、城は閉まっていた

座ると殿様になる?

ライトアップも行われる

お城もライトアップ

桜の上に浮かぶ丸岡城

丸岡城の桜の景色をどうぞ



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