大阪造幣局・さくらの通りぬけ

大阪造幣局のさくらの通りぬけといえばその名を全国に轟かせている。
さくらの名所中の名所だろう。
ソメイヨシノなどのさくらがひととおり終わってから満開を迎えるので
毎年大変多くの人々が訪れ、大変な賑わいを見せる。
ここのさくらは八重桜など
造幣局の遊歩道を天満橋から歩き桜の宮橋までを一方通行にしての観覧である。
ゆっくりと歩を進めると次々と繰り広げられるページェントを見ているようで実に楽しい
大きな花。小ぶりの花、牡丹のように固まって咲く花、白い花、紅白が同じ木に咲く花、
さくらといっても様々な花があるのに今さらのように驚く。
ここでは120種350本の桜の木があり大半は遅咲きの八重桜など花弁の多い桜がほとんどで満開ともなると息をのむほどの美しさである。
見上げるとビルをバックに雄々しく咲くさくら、
目の高さに咲く花に頬擦りしたくなるようなかわいいいさくら、
足元をみれば地面すれすれまで垂れ下がって咲く花に腰をかがめて手で触れたくなるようなさくら。
木のそばに寄ると体がさくらの着物をまとったようにやさしく包まれるのである。
大川沿いの約560mをゆっくり歩きながら桜のトンネルをすすむと本当に我を忘れ
感嘆の連続、見る人の心を魅了してやまないのだ。
天満方面へ戻るには大川の河川敷に降りて帰るのだが
またそこは別世界のように屋台の花が咲いているのだ。
数百件もの屋台が軒を連ね楽しい町を演出しているのだ。
見て楽しく食べて楽しい大阪の象徴的な一大イベントともいえよう。

おすすめ度 ★★★★ 大阪造幣局のさくらの通りぬけは今さらいうまでもなく大阪近辺の方なら
ほとんどの方がご存知のことでしょう。
幾重にも咲き誇る圧倒的な美しさ、まだ行った事が無いと言われる方には是非一度は見て欲しいものです。

大阪造幣局・さくらの通り抜け